探偵 くん
自力できる力を身につけるための準備をすることが非常に重要です。
解説
収入のカテをもたない人が離婚という選択をとるにあたって重要なことは、精神的・経済的な自立を目指して行動することです。
たとえば、「就職先をみつける」「資格や技術を身につける」などが考えられます。
その上で、財産分与や慰謝料請求、そして養育費の請求など離婚交渉に向けた準備をしておきましょう。
まず、財産分与では、夫婦の間にどれだけの財産があるのかを把握することが必要です。
財産としては、預貯金・不動産の他、株などの有価証券や絵画、彫刻など財産的価値のある美術品、自動車などがあげられます。
夫婦生活の中で取得、維持してきた財産であれば、名義に関係なく財産分与の対象とすることができますので、相手に隠し財産がないかも含めて正確に調べておきましょう。
次に慰謝料を請求する場合ですが、請求の根拠となる事実について証拠を用意する必要があります。
浮気に対する慰謝料であれば写真やメール、手紙など浮気相手の存在が明確にわかるものや、ホテルの領収書、そして日々の帰宅時間や外泊など行動の様子がわかるようなメモなどです。
養育費の請求については、現在どの程度の生活費がかかっているか、将来大学などに進学することになった場合にどの程度の学費がかかるか、ということを含めて検討する必要があります。